新型コロナウイルスを少しでも防ぐ方法

ユニハッキ探偵社の健康講座の第二弾として『 新型コロナウイルスを少しでも防ぐ方法 』を書いていきたいと思います。

もちろんこの記事の内容で絶対に防げるわけではありません。あくまで感染を少しでも防ぐ方法になります。

最初に新型コロナウイルスの最大の防衛策はまず手洗いと手指消毒をすることです。

これはコロナウイルスの感染経路が手を介して侵入する割合がとても高く、ウイルスの感染経路は『口』や『鼻』の粘膜から感染します。

そのため飛沫(くしゃみや咳の唾)やウイルスが付いた手で顔を触ることでより高い感染を起こします。

次の予防では『マスク』を使用する事ですが、使い慣れていない人は息苦しくなって口で呼吸になっている場合があります。これではマスクの効果が激減してしまいます。

では本題に入ります。

まず感染経路が鼻や口と先ほど言いましたがここがとても重要です。

特にマスクで予防をしている人に見られがちな落とし穴と言っても過言ではありません。

先に結論を言います。

新型コロナウイルス予防には鼻呼吸がとても重要!

皆様は『西原克成博士』をご存じでしょうか?多分初耳の方が大半だと思います。

実は西原先生は何十年も昔から『口呼吸は万病の元』と警笛を鳴らしていた先生です。

今日はこの先生の理論を基にお話をしていきます。もしこの先生に興味があったら後で『アート医研』というホームページをご覧ください。

西原ワールドアート医研のリンク
西原博士のアート医研

ここには過去に発表した論文を含めて先生の記録が記されております。

乾燥しているとコロナウイルスに感染しやすい!!

コロナウイルスだけでなく、インフルエンザから外傷性以外のすべての感染症では適用される話なのです。

ではまず始めに何故口呼吸がいけないのか?

コロナウイルスの予防の基準の一つに『空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下してしまうので、乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つこと』とあります。

ここはとても重要な事です!!

乾燥と言うのは室内が乾燥していると普通は考えると思います。

実は人間の体はもともと乾燥した空気を取り込むことを苦手としています。

肺呼吸と鰓呼吸は同じ機能

皆さんは鰓呼吸をご存知ですか?

水の中に棲む生物は大半が鰓呼吸をしています。

ユニハッキ探偵社でおなじみの『探偵うぽ』のウーパールーパーも鰓呼吸をしています。

我々人間は陸上に棲んでいて肺呼吸をしているから鰓呼吸とは一切無縁だと思います。

しかし我々人間は水生生物が陸に上がったことにより環境に適応して肺で呼吸をできるようになっただけで元々は鰓呼吸をしていたわけです。

鰓は現在人間では『耳』等に引き継がれて役割が全く違うのですが、鰓を形成する遺伝子の発現は副甲状腺が出来るのに引き継がれています。

しかし肺の機能と鰓の機能は酸素取り組むシステムで構造が同じなのです。

何が言いたいかと言いますと

『肺胞(肺)』と『鰓』の電子顕微鏡で見た構造は殆ど同じ

基本的な構造は肺も鰓も同じ構造です。特に細胞の形状やそういったものは見た目では分からないほどに同じ構造なのです。

鰓と肺は同じに見えるのですが、一つだけ違うものがあります。

肺には水を分泌する機能が存在するが鰓にはないのです

実はこれがこのお話の中で一番重要な事を示しています。

「肺は湿度が無いと空気を取り組むことが出来ない」という事です。

鰓で呼吸をする生物は水の中で生活しているので問題ないのですが、人間は進化をして陸上で生活できるようになりました。しかし肺はまだ空気を取り込む時に水分が必要なのです。

空気中の湿度はとても大切なのですが、空気そのものの湿度だけでは肺呼吸をする時の湿度としては不足しています。

そのため人間の体は湿度のある空気を取り込めるような構造をしているのです。

鼻は加湿器の役目

鼻呼吸をする時に二つの鼻の孔から空気を取り込みますが入り口の穴は小さいのですが実は鼻腔の中にはとても広い空間があります。

そして奥には副鼻腔の空洞が存在します。

実はここに秘密があるのです。

ここには常に湿った空気が貯蔵されていて吸った空気と入れ替わり肺に流れて行くのです。

ようするに鼻腔を通すことで乾燥した空気の流入を防ぐことが出来るというわけなのです。

菌やウイルスは喉の扁桃から侵入する

もう一つ重要なことをお話します。

それはバイ菌やウイルス等は粘膜や扁桃を通して侵入するという事です。

空気中等から侵入する場合は必ずと言って良いほど扁桃からの侵入になります。

扁桃は温度が下がると免疫力が低下して扁桃にいる白血球の働きが弱くなります。そうすると扁桃から細菌やウイルスのバイ菌が容易に侵入できるようになるのです。

ではどのような時に喉の扁桃の温度が下がるのでしょうか?

口呼吸は喉の扁桃を弱らせる

鼻呼吸のように鼻腔内で湿った暖かい空気と交換する機能のない口呼吸だと外気温のままの空気がそのままダイレクトに入ってきます。

すると扁桃等の免疫機能を担う部位が外気温にさらされる事になるとどうなるでしょう?

体温を36,5℃だとしたら、冬場の空気は10℃以下の空気になります。するとその温度差によって扁桃の温度が下がってしまいます。

下がった温度を上げるためにエネルギーを余分に必要となるだけではなく、温度が下がれば免疫機能そのものが低下してしまうのです。

そうなると扁桃で処理できなくなれば体内で処理をしようとしますので、コロナウイルスやインフルエンザの『ウイルス』、また細菌などの雑菌類が体内に取り込まれて処理されるようになってしまうのです。

何故口呼吸では免疫機能が弱いのか?

皆様は人間の免疫機能がいつ出来たかを考えたことがありますか?

まず最初に想像して欲しいのですが、魚やカエル、トカゲが風邪を引いたのを見たことがありますか?

多分無いと思います。

実は爬虫類等の『冷血動物』には人間のような免疫力はありません。

爬虫類等は外部から入った菌をそのまま体の中に取り込んで共存してしまうからです。実は人間もその名残を未だに残しています。

それは『腸内細菌』と呼ばれる皆様も馴染みの深いものです。

人間の体でも『口から肛門』までの一本の管の中には様々な腸内細菌が共存しています。それがビヒズス菌で有名な『善玉菌』や『悪玉菌』と呼ばれるピロリ菌をはじめとした細菌類、中にはヘルペスウイルス等の『ウイルス』も存在します。

では免疫力の殆ど無い『冷血動物』と免疫力のある『人間』は何故違うのか?

『免疫力』は温度に依存している!!

免疫力は実は『温度』、この場合は『体温』に依存しているのです。

という事は体温が下がると免疫力が下がってしまうのです。

昔は『お腹を冷やすな!』とか風邪を引いたら『温かくして寝なさい!』

とか言われた訳です。

ここでは口呼吸の話なのでこの辺はいずれ別に話したいと思います。

実は鼻呼吸は進化の過程で免疫力を最大限発揮できるように冷気が直接体内に入らないような構造になっているのです。

では口呼吸はどうでしょうか?

口呼吸には免疫機能が存在しない

口呼吸に免疫機能が全く存在していないわけではありません。もちろん扁桃腺があるのでギリギリ最低限の機能は備わっています。

しかしお話したように外気が侵入すれば免疫機能そのものにダメージを与えてしまうのです。

鼻呼吸は地上で生活を始めた原初から行っているもので、冷血動物を経て温血動物になった今でも呼吸の中心になっています。

それに比べて口呼吸ははるかに幼い機能しか備えていません。

皆さんは口呼吸が出来る動物は赤ちゃんを除く人間だけだというのを知っていましたか?

赤ちゃんは本来口呼吸が出来ない!?

実は赤ちゃんも口呼吸が出来ません。他の哺乳類同様に気道と食道が離れているので口呼吸が出来ないのです。

赤ちゃんがミルクを飲んでいる時にゴクゴクといつまでも哺乳瓶を加えているのを見たことがあると思います。

赤ちゃんはミルクを飲みながら鼻で呼吸が出来るからです。しかし大人は気道と食道が交差しているために『飲み物を飲みながら鼻呼吸』が出来ません

どうしてでしょうか?

これは人類は言葉を話すことが出来るようになったために起こった進化の結果です。

鼻呼吸は4億年、口呼吸は400万年!?

進化の過程から見てみても、人類が地上に上がって鼻呼吸を始めたのが簡単に見積もっても4億年近く前のことです。

鼻呼吸は4億年かけて出来た免疫機能を備えた呼吸方法なのです。

では口呼吸は?

実はどんなに古く見積もっても400万年くらいしか経過していないのです。

ここから見ても4億年かけて作った免疫機能と400万年しか経っていない免疫機能ではどう考えても鼻呼吸の方が優れているのです。

結論

このように少し進化も踏まえて考えてみると『免疫力』という言葉の意味が少し違って見えると思います。

少しでも免疫力を高めようと思ったら口呼吸をしない事がとても重要なのです。

新型コロナウイルスを完全に防衛出来るわけではありませんが、少しでも感染リスクを減らすのでしたら口呼吸を止めて鼻呼吸をする方がリスク軽減出来るのです。

このページはユニハッキ探偵社のホームページなので、何故健康?と感じるかも知れませんが少しでも探偵が身近になればと思い生活を中心とした健康情報もたまに更新していきます。

基本は『西原克成先生』の情報を中心に書いてあります。またこんな話が知りたいと言うのがあれば知っている知識で可能でしたら書くことも出来ますのでメールでリクエストを頂ければ頑張って書いていこうと思います。

また本業の各種調査も承っております。

今回は新型コロナウイルスを少しでも防ぐ方法をお話していきました。
もちろん免疫力を上げるためには人間の体の構造を理解することがとても大切なので進化からみたお話をしてみました。
では皆様も何卒ご自愛ください!!

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